ありがとう8500系
OB01
電車とバスの博物館 前館長
浦野 光裕

Q1.8500系との思い出を教えてください。
8500系は1975年に新玉川線(現、田園都市線)用の車両として登場しました。 時を同じくして、私もその年に入社し長津田車両工場に配属されました。 それ以来、47年もの間、車両整備に携わってきましたが、 8500系との付き合いが一番長かったので、今でも車両機器の配置や名称、役割など目を瞑っていても鮮明に思い出すことができます。
走行中のモーター音やわずかな振動で故障を発見したこともありました。 現在の新型車両と比べると手はかかりましたが、そのぶん味があり大好きな車両でした。

Q2.長年8500系を御愛好頂いたお客さまにメッセージをお願いします。
私の好きな8500系いろいろ
・走行中直列制御から並列制御に変わる時のショック
・直流モーターの走行音
・制御装置のカムが回る音
・SIVの動作音
・コンプレッサーの動作音
・除湿装置の動作音
・ドア開閉時の消音器の音
・ブレーキ時の保安ブレーキ音
皆さんは8500系のどこが好きでしたか?

Q3.47年に渡り東急線を支えた8500系にメッセージをお願いします。
長い間、東急線の顔として活躍してくれてありがとう。
東急電鉄では運用が終わりますが、地方の譲渡先ではまだまだ現役。
伊豆急行8000系、長野電鉄8500系、秩父鉄道7000系、海外のインドネシアでも活躍している。
会いたくなったら会いに行くのでいつまでも頑張ってくれ。
私も定年したけど8500系と同様、まだまだ元気で頑張るぞー。



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