Q1.8500系との思い出を教えてください。
私が田園都市線で運転士をしていた頃は、それほど多くの車種があったわけではなく、メイン車両は8500系でした。
それゆえ日々の乗務はほぼ8500系。感動で手が震えた見習い運転士として初めてハンドルを握った時、緊張した運転士試験の時、そして運転士として最後の乗務も8500系でした。
8500系は兄弟（編成数）が多く、この兄弟たちは実に個性的な兄弟ばかりでした。なかなか言うことを聞かないやんちゃな奴（編成）もいれば、運転士泣かせなへそ曲がりもいました。それだけに1編成ごとに愛着もあり、思い入れのある形式です。

Q2.長年8500系を御愛好頂いたお客さまにメッセージをお願いします。
運転士のみならずお客さまの立場からでも騒がしい電車でした。
モーター音といい、空調の音といい、とにかく全てにおいて騒がしいのです。 でもそれは8500が常に頑張っている証でもありました。
そんな騒がしい電車を長きに渡りご愛顧いただき、本当にありがとうございました。 私達と同様にお客さまの人生の歩みの中に8500が刻まれたことを、嬉しく思うとともに感謝申しあげます。

Q3.47年に渡り東急線を支えた8500系にメッセージをお願いします。
長きに渡る活躍、本当にお疲れさまでした。
そして沢山の思い出をありがとう。
愛嬌のある四角い顔と気まぐれな性格は一生忘れません。